30代から始める“配当+優待”二刀流投資:年間10万円の不労所得を目指すリアル戦略

30代から“配当+優待”投資を始めるべき理由

物価上昇が続き、給与だけでは貯蓄が増えにくい時代になりました。
そんな中で注目されているのが、「配当金」「株主優待」を組み合わせた“二刀流投資”です。

配当金は、企業の利益から株主に還元されるキャッシュリターン。
一方、株主優待は企業が自社商品やサービスなどを提供してくれる制度です。
この2つを組み合わせれば、「安定収入+楽しみながら資産を増やす」ことができます。

とくに30代は、資産形成の“ゴールデンタイム”。
毎月コツコツと投資を積み上げれば、40代には年間10万円以上の不労所得を手に入れることも十分可能です。

 


“配当+優待”の二重リターンが生み出す魅力

配当金だけを狙う投資は、数字的には魅力的ですがモチベーションを維持しづらい面もあります。
その点、優待があると「持っているだけで楽しい」「届くのが待ち遠しい」という心理的満足感が得られます。

この“楽しみながら続けられる”ことこそが、長期投資で成果を出す秘訣です。
たとえば、オリックスのカタログギフトやイオンのキャッシュバック優待などは、生活に直結したメリットをもたらします。
こうした銘柄を組み込むことで、単なる資産形成が「暮らしを豊かにする投資」に変わっていきます。


安定優待株を選ぶ3つの基準

「優待が豪華だから買う」では長続きしません。
長期的に安定した配当と優待を維持している企業には、共通点があります。

① 非減配年数が長い企業

→ 過去10年以上、一度も減配していない企業は経営が安定している証拠です。
例としてKDDIや花王などは、景気変動に関係なく配当を維持してきました。

② 配当性向が50%以下

→ 利益のうち配当に回している割合を「配当性向」といいます。
これが高すぎると業績悪化時に減配リスクが高まります。
目安として40〜50%以下が理想です。

③ 優待内容が実用的で、長期保有優遇がある

→ 金券・日用品・自社商品など「使いやすい優待」が長く支持されやすい傾向にあります。
長期保有制度がある企業は、短期投資家に左右されにくく安定株価を維持しやすいのも特徴です。


年間10万円の不労所得を目指すシミュレーション

仮に「平均配当利回り3.5%」の銘柄を中心に組み合わせた場合、
年間10万円の配当を得るには約285万円の投資が必要です。

10万円 ÷ 0.035 = 約285万円

もちろん一度に用意する必要はありません。
毎月2万円ずつ積み立てていけば、約12年で目標に到達します。
途中で再投資を行えば、複利効果でさらに加速します。

優待分も加味すれば、実質利回りは4〜5%に達することも珍しくありません。
「堅実に育てる楽しみ」が、配当+優待投資の真髄といえます。


【2025年版】おすすめ“配当+優待”銘柄3選

■ KDDI(9433)

  • 配当利回り:約4.0%

  • 配当性向:約45%前後

  • 非減配年数:20年以上

  • 優待内容:カタログギフト(長期保有で内容充実)

通信インフラを支えるKDDIは、安定業績と高配当を両立。
長期優待制度もあり、「持ちっぱなしで報われる」代表銘柄です。


■ オリックス(8591)

  • 配当利回り:約3.9%

  • 配当性向:約40%

  • 非減配年数:約15年

  • 優待内容:カタログギフト+株主カード

多角的な事業展開が強み。リース、保険、不動産など景気の波に強い構造。
2024年で優待制度は縮小されましたが、配当方針の安定度は国内トップクラスです。


■ イオン(8267)

  • 配当利回り:約2.7%(やや低めだが優待価値大)

  • 配当性向:約50%

  • 非減配年数:12年以上

  • 優待内容:オーナーズカード(買い物3%キャッシュバック+映画優待など)

配当だけでなく、日常生活で“実質利回り”を感じられるのが最大の魅力。
イオン系列で買い物をする人にとっては、年間数万円単位の還元になることも。


配当+優待投資を継続するコツ

  • 配当・優待権利月を分散して“楽しみを途切れさせない”

  • 生活必需品や通信など、景気に左右されにくい業種を中心に組む

  • 優待内容が改悪されても、慌てず配当性向と業績を確認する

この3点を守るだけで、長期的な安定収益を確保しやすくなります。


まとめ:楽しみながら資産を育てる“現代的投資スタイル”

「配当+優待」は、単なるお金儲けではなく、生活そのものを豊かにする投資法です。
30代から始めることで、経済的安心と“投資の楽しさ”の両方を得ることができます。

10年後に「持っていてよかった」と思える資産をつくるために、
まずは1株からでも、あなたの“二刀流投資”をスタートしてみてはいかがでしょうか。

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