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スマホで投資する人へ:PERだけで株価の割安さを見抜く超時短術
最近は、通勤電車の中でも、昼休みでも、寝る前の布団の中でも、スマホひとつで株取引ができる時代になりました。証券口座のアプリもどんどん進化していて、もはや“投資はPC前で構えるもの”というイメージは完全に過去のものです。
しかし、その一方でこんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
- スマホだと情報量が多すぎて逆に判断できない…
- 指標っていっぱい出てくるけど、結局どれ見ればいいの?
- 仕事の合間にサクッと判断したいんだけど…
そんな“忙しい現代人”のために、今回は ひとつの指標だけで割安かどうかを判断できる超時短術 を紹介します。
そう、それが PER(株価収益率) です。
「PERだけで本当に見抜けるの?」「そんなのお手軽すぎじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、結論はシンプルです。
目的を絞れば、PERだけで全然いけます。
この記事では難しい言葉を使わずに、スマホでサクッと使える“PERだけで割安株を見抜く方法”を最短ルートで解説します。
■ PERとは?難しく考える必要はゼロです
まずは超シンプルに言います。
PERとは「その会社の利益に対して、株価がどれくらい割高か/割安か」を教えてくれる数字 です。
たとえば…
- PER 10倍 → 利益の10年分の価値で株が買われている
- PER 20倍 → 利益の20年分の価値
- PER 5倍 → 利益に対してかなり割安
この感覚だけ覚えれば十分です。
重要なのは、難しさを捨てて 「PERが低い=割安の可能性」 とだけ理解することです。

■ PERのどこを見れば「割安」って判断できる?
PERは絶対値ではなく、必ず比較して判断します。比較する相手は3つだけです。
- 同じ業界の平均PER
- その企業の過去のPER
- 市場平均(TOPIXなど)のPER
業界平均が15倍なのに、企業のPERが8倍なら「おっ、割安?」と判断できます。
企業の過去がずっと15倍前後なのにいま8倍なら「一時的に売られすぎ?」と判断できます。
この3つだけで十分判断できます。

■ スマホ投資における“PER最強説”の理由
スマホ投資家には次の特徴があります。
- 移動中・隙間時間に判断する
- 分析に長い時間を使えない
- チャートだけでは判断しにくい
そこでPERの出番です。PERがスマホ投資向きな理由は次の3つです。
① 数字ひとつで割安判断ができる
PERが8倍なら「安めかも」と一瞬で判断できます。
② たった5秒で確認できる
決算資料より圧倒的に時間がかかりません。
③ アプリで一覧表示されるから比較が楽
楽天証券・SBIアプリではPER一覧が見やすいので、低PER銘柄を探すのが一瞬です。

■ PERの目安の覚え方(スマホ投資向け)
- 5倍以下 → 激安(ただし理由の確認必須)
- 10倍前後 → 割安ゾーン
- 15〜20倍 → 標準〜やや割高
- 30倍以上 → 成長期待で買われている
特にスマホ投資で狙うなら、PER10倍前後 が最も再現性が高いです。
■ PERだけで割安株を見抜く具体的ステップ
スマホだけでできる超時短フローです。
- PER一覧をソートして10倍以下をチェック
- 業種平均と比較
業種平均より低ければ割安の可能性。 - 企業の過去PERと比較
過去より低いタイミングはチャンス。 - 最新決算の利益が落ちていないか確認
- チャートが下げ止まっているかチェック
これらは合計5分あれば十分です。

■ あえて言う、PERだけの落とし穴
① 赤字企業はPERが表示されない
「—」や「0」と表示されます。
② 一時的な利益減でPERが高くなることがある
急激に上がったPERは注意です。
③ 超成長株はPERが役に立たない
PER100倍が普通だったりします。短期向きではありません。

■ シンプル is 最強:スマホ投資の結論
投資は本来複雑な世界ですが、忙しい現代人にとって重要なのは「続けられるかどうか」です。
PERだけで割安を判断する方法は、シンプルで再現性があり、生活の中に溶け込む投資法です。
毎日5分でも続ければ、数字に自然と強くなります。
■ 今日からできるPER投資3分ルーティン
- 1分:PER10倍以下の銘柄を一覧でチェック
- 1分:業種平均と比較して3銘柄ピック
- 1分:過去PERと直近決算を確認
これだけで「危険銘柄を避け、割安銘柄を拾う」という投資の基本が完成します。
■ まとめ:PERはスマホ投資家の最強の味方
- PERは割安度を瞬時に判断できる
- 比較すべきは業種平均と過去平均
- 10倍前後は狙い目
- スマホでも確認しやすい
忙しい現代人は、複雑な投資術よりも、シンプルで続けられる方法 が最も成果に繋がります。ぜひ今日から、通勤の5分でPERチェックを習慣にしてみてください。
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