高配当株投資のメリットとデメリット FIREを目指す上での視点
すゝめです。
今回は高配当株投資のメリットとデメリットについて
まとめたいと思います。
最後には、FIREを目指す上では高配当株投資はおすすめできるのかについても
書いていきます。
高配当株とは、一般的に配当利回りが「3%」を超えていることとされています。
- 配当利回り(%)= 1株あたりの年間配当金額 ÷ 1株あたりの現在値 × 100
高配当株のメリット
- キャッシュフローが得られる
高配当株投資の魅力を一言で言うならこれにつきます。
株価が低い時に買い、高い時に売ることで得られる
値上がり益(=キャピタルゲイン)とは違い
一日中チャートに貼りつく必要がなく
あとは時期になれば勝手に配当金(=インカムゲイン)が振り込まれます。
これはまさに現代のマネーマシンと呼べるでしょう。
配当金が目当てなので、多少の株価の上下も気にしなくてすむのもメリットです。
- 将来手にする金額が計算しやすい
また、FIREを目指す人には将来的に得られる金額が計算しやすいのも
大きなメリットと言えるでしょう。
一年後にもらえる配当金の金額は非減配株を選んで投資すれば
一年後の株価に比べて断然正確に計算(予測)することができます。
非減配株についてはこちらの記事をご覧下さい。
高配当株のデメリット(リスク)
- 株価自体が下がるリスク(=成長が見込めない)
- 配当利回りが下がるリスク
- 複利の効果が弱まる
高配当株の一番のデメリット(リスク)は
株価自体が下がるリスクが大きい銘柄が多いということです。
正確には、株価が上がる可能性が少ない(=成長余地の少ない)
株が多いということです。
いくら配当金を貰い続けても
株価自体がずっと右肩下がりを続けていたら意味がありません。
高配当株のメリットで
配当金が目当てなので、多少の株価の上下も気にしなくてすむのもメリット
と言いましたが、この多少を大きく超えて下がられては
資産は目減りする一方になってしまいます。
具体的にはJTなどの銘柄が挙げられます。
JTは配当利回りは7%以上の高配当銘柄の代名詞ではありますが同時に
株価を下げ続けている銘柄でもあります。
配当利回りが下がることについては、非減配株を選定することで
可能性を多少リスクを減らすことはできますが
それでも絶対リスクを回避できるものではありません。(そもそも株に絶対なんてありませんけどね…)
まとめ 高配当株投資はおすすめできる?
まとめとして、FIREを目指すサラリーマンの一人として
同じくFIREを目指す方達にも高配当株投資はおすすめできるものといえます。
ここまで、デメリットについて書くと
複利効果(今回の記事ではほとんど触れていませんが…)のことも考えると
インデックス投資を積立で行って、配当金は再投資設定して
最終的には4%ルールで取り崩す方がいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。
実際、私自身もインデックス投資を積立(配当金は再投資)で行っています。
それでも、利益確定をしていない見かけ上の損益評価ではなく
実際にキャッシュフローを得られるというのはFIREを目指す上での
何よりものモチベーションの維持に繋がります。
FIREを本気で目指している方にこそ、感情ともうまく付き合っていける
高配当株投資はポートフォリオの一部におすすめできます。