【2025年版】安定感抜群!リース業界の高配当株3選|利回り×成長性で選ぶ“鉄板銘柄”

はじめに:安定成長を続ける“リース業界”が注目される理由

リース業界は景気変動に強く、安定した収益構造を持つことで知られています。リース契約は長期にわたる固定収入を生み出すため、銀行や証券会社と比べても業績がブレにくいのが特徴です。
また、脱炭素やデジタル化の波に乗り、設備投資を支援するビジネスとしても注目が高まっています。

そんな中でも特に「配当利回り4%以上」「非減配が長く続いている」「配当性向が健全」という3つの条件を満たす銘柄を厳選しました。

今回は、リース業界の安定優良株3選を紹介します。

  


銘柄①:三菱HCキャピタル(8593)

三菱UFJグループ傘下の総合リース会社で、国内最大級の規模を誇ります。旧日立キャピタルとの経営統合によって事業基盤を強化し、国内外のリース、オートリース、航空機ファイナンスなどを幅広く展開。リース業界の中でも安定感は抜群です。

  • 配当利回り(2025年時点):約4.3%

  • 配当性向:約40%前後(利益に対して余裕のある範囲)

  • 非減配実績:15年連続非減配(2009年以降減配なし)

財務体質も健全で、自己資本比率は約10%と業界平均を上回ります。統合効果によるシナジーも進み、2024年度の営業利益は過去最高を更新。
業績の安定性と配当の持続性を重視する投資家にとって、“長期保有に最も向くリース株”といえる存在です。

📊ポイント:

  • 海外事業・再エネ関連投資に強み

  • 中期経営計画で「配当性向40%以上を維持」方針を明示

  • 配当+株主優待(QUOカード)で実質利回りも高い


銘柄②:東京センチュリー(8439)

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)系の大手リース会社。航空機・環境エネルギー・モビリティ事業に強みを持ち、最近ではEV(電気自動車)リースや太陽光発電案件など、成長分野にも積極投資しています。

  • 配当利回り(2025年時点):約4.1%

  • 配当性向:約35〜40%

  • 非減配実績:18年連続非減配

東京センチュリーは「安定配当+成長投資」を両立する数少ない銘柄。航空機リースは世界的に回復傾向であり、ポストコロナの成長余地も十分です。
また、カーボンニュートラル関連の設備リースにも積極的で、今後10年単位での成長が見込まれます。

📈ポイント:

  • ESG関連・EV普及の恩恵を受ける可能性

  • 過去18年間、一度も減配なし

  • 2025年度以降も「連続増配」方針を明言

安定性と成長性をバランスよく求める投資家におすすめです。


銘柄③:芙蓉総合リース(8424)

みずほフィナンシャルグループ系のリース会社で、銀行系3社の中では最も堅実経営といわれる企業です。法人リースを中心に、医療・IT機器リースにも強みを持っています。

  • 配当利回り(2025年時点):約4.2%

  • 配当性向:約30〜35%(保守的な水準)

  • 非減配実績:23年連続非減配

リース業界では珍しく、「減配ゼロ・増配傾向・自己資本比率高め」という三拍子が揃っています。
安定経営に定評があり、営業利益も毎年着実に増加。ROE(自己資本利益率)は約8%台で、配当原資にも余裕があります。

💡ポイント:

  • みずほ銀行との連携による企業リース案件が安定的

  • 財務の健全性が高く、自己資本比率13%超

  • 株主還元方針として「安定配当+段階的増配」を掲げる

「守りながら増やす」タイプのリース株として、長期投資家から根強い支持を集めています。


業界全体の展望とまとめ

リース業界は今後も、金利上昇局面でも比較的安定した利益を維持できる業種として注目されています。
契約ベースで長期収益が見込めるため、景気変動の影響を受けにくい点が強み。特に、環境・DX(デジタルトランスフォーメーション)分野での需要が今後10年で急増する見込みです。

その中で、今回紹介した3銘柄は以下のように整理できます。

銘柄名 配当利回り 配当性向 非減配年数 特徴
三菱HCキャピタル 約4.3% 約40% 15年 規模・安定性ともにトップクラス
東京センチュリー 約4.1% 約35〜40% 18年 成長+配当のバランス型
芙蓉総合リース 約4.2% 約30〜35% 23年 財務健全性が非常に高い

リース業界は「高配当なのに安定している」珍しいセクターです。
景気の波に左右されにくく、今後も安定したキャッシュフローを生み出す可能性が高いでしょう。
特に、**長期で配当を受け取りながら資産を育てたい投資家にとって、リース株は“優等生銘柄”**といえます。


まとめ:2025年も“堅実リターン”を狙うならリース株が有力

2025年の株式市場は、依然として不透明な要素が多い年になりそうです。そんな中でも、

  • 配当利回り4%以上

  • 非減配実績10年以上

  • 安定した財務体質

という3条件を兼ね備えたリース株は、堅実な選択肢となります。
「派手さはないが、確実に資産を積み上げる」——それがリース業投資の魅力です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.