PER・PBR・ROEとは? 投資初心者がまず覚えるべき3大指標ゆるく超わかりやすく解説

PER・PBR・ROEとは? 投資初心者がまず覚えるべき3大指標をゆるく超わかりやすく解説

株を始めたばかりの人が最初にぶつかる壁、それが「PER」「PBR」「ROE」という3つの指標です。
もうね、初見はだいたいこうなります。「なんか英単語みたいなの出てきた…」
「数学かな…?」
「公式って何?」
気持ちはわかります。でも大丈夫。この記事は “投資の教科書っぽい堅さゼロ” で、
“投資系YouTuberの雑談よりもライト” なテンションで書いています。しかも、読み終わるころには
「あ、PERとPBRとROEってこういうことか!」
という直感レベルの理解ができています。では、ゆるっと始めていきましょう。

 

■ そもそも PER・PBR・ROEって何?(雑にまとめるとこうなる)

最初にざっくりまとめると、これら3つの指標は…

  • PER:その株、利益のわりに高くね?チェック
  • PBR:その株、会社の持ち物に対して高すぎじゃない?チェック
  • ROE:社長、あなたお金増やすのうまいん?チェック

はい、これだけです。
もう本当にこれだけ覚えておけば、生きていけます。

でもせっかくなので、ここからは「もっとわかりやすく」「もっと面白く」説明していきます。

 

■ PERとは? → 株の“ぼったくり度チェック”

PERはもっとも有名で、たぶん投資家が一番よく見る指標です。
超ざっくり言うとこうです。

「この株…利益のわりに高すぎじゃね?」

これを数字にしたのがPERです。

● PERのイメージはこれ

あなたがコンビニへ行って、おにぎりを買うとします。
同じ鮭おにぎりなのに…

  • 店A:120円
  • 店B:230円

同じ鮭なのに100円以上違うとしたら「いや高っ!」と思いますよね?
その感覚を数値にしたものがPERです。

株も同じで、同じぐらい稼いでるのに株価が2倍違う会社とか普通にあります。
そういう“値付けの妥当性”を見るのがPERです。

● PERのざっくり目安

  • 10倍 → ちょっと安いかも
  • 15倍 → まあ普通
  • 20倍 → ちょっと高いかも

もちろん業界によって違うけど、目安として非常に便利。

● PERが役立つ理由

PERが低いと「割安」、高いと「人気が先行している(かもしれない)」と判断できます。

ただし、PERだけで判断すると危険。
スーパーで「激安牛肉」を買ったら実は激安すぎて不安になるときありますよね?
株も同じで安いには安いなりの理由がある場合もあります。

だからPERだけで判断しない。
これが初心者がやりがちなミスです。

■ PBRとは? → “会社の持ち物 vs 株価”チェック

PBRはもう少し渋い指標ですが、これはこれで重要。

ざっくり言うと…

「会社が今持ってる資産と比べて、株価が高すぎない?」

ってことを見ています。

● 例えるならこんな感じ

あなたが中古車を買いに行ったとします。
同じ型の車なのに…

  • A店:60万円
  • B店:110万円

同じスペックで倍近い値段なら、「おいおい、ぼったくりじゃない?」と思いますよね?
これがPBRのイメージです。

● PBRの目安

  • PBR 1倍以下 → 資産より株価が安い → かなり割安の可能性
  • PBR 1〜2倍 → 普通
  • PBR 2倍以上 → 資産の割に高いかも

PBR1倍以下は宝探し感があります。
ただし低すぎる会社は…「人気ない」「未来に期待されてない」可能性もあります。

つまり、安い理由があるかもしれないので慎重に。

■ ROEとは? → “社長の腕前チェック”

ROEはけっこうロマンある指標です。

なぜなら、「会社が株主のお金をどれだけうまく増やしてるか?」 を見る指標だから。

言い換えると、
「社長と経営陣の仕事のうまさ」を測っています。

● ROEの例え話

あなたが友達に10万円預けて「ちょっと増やしてきて」と頼んだとします。

  • A君:10万円を11万円にして返してきた(+10% → まあ優秀)
  • B君:10万円を9万円にして返してきた(-10% → 二度と預けない)

これがROEです。
会社も同じで、株主から預かった資金をどう増やしたかを見るわけです。

● ROEの目安

  • 10%以上 → 優秀!
  • 5〜10% → 普通
  • 5%未満 → ちょっと寂しい

アメリカ株は化け物みたいにROE高い企業が多いです。
日本株は控えめですが、それでも10%超えなら立派です。

■ この3つ、結局どう使う? → “3ステップで完了”

では、実際に株を見るときどう使えばいいのか。
初心者でも今日から使えるシンプルな方法を紹介します。

【STEP1】PERでざっくり割安チェック

まずPERを見て、
「この株、高すぎじゃない?」
「いや、けっこう安いぞ?」
を判断します。

【STEP2】PBRで資産とのバランスを見る

PERが低くても会社の資産価値より株価が高いと微妙。
逆にPBRが低いとお宝感。

【STEP3】ROEで経営能力を見る

割安でも稼ぐ能力が低い会社は株価が上がりにくい。
ROEが高い会社=長期で強い。

この3つを見るだけで、変な株をつかむ確率はだいぶ減ります。

■ 投資初心者がよくやる失敗(そして回避方法)

● ① PERだけ見て「安い!」と飛びつく

安いには安い理由があります。
たとえば…利益が伸びてない、将来性がほぼゼロなど。

● ② PBR1倍割れを見ると「宝だ!」と思う

実は“ずっと人気がないだけ”の可能性も。

● ③ ROEの重要性をなめてしまう

ROEは「会社の能力」を表す指標なので、これをなめると長期投資は失敗します。

■ まとめ:この3つを知っているだけで“投資の視界が一気にクリアになる”

PER・PBR・ROE。
教科書で見ると得体の知れない記号ですが、実はめちゃくちゃ日常的な判断と似ています。

  • 値段に見合ってる?(PER)
  • 持ち物に見合ってる?(PBR)
  • お金増やすの上手い?(ROE)

この3つがわかるようになるだけで、株を見る目は本当に変わります。

「なんとなく話題っぽいから買ってみた」
「人気だから買ったら下がった」
みたいな事故も激減します。

ぜひ、今日から気になる銘柄を見たら「PER・PBR・ROE」の3点セットをサッと見てみてください。
今までとは全然違う“株の世界の見え方”になるはずです。

そして何より、投資がちょっとだけ楽しくなります。
数字がわかるって、思った以上に気持ちいいですからね。

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