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投資系ユーチューバーとしてFIREしたと名乗りながら、実はYouTube収益でFIREしている人への違和感【本音】
現代は投資系ユーチューバーが一気に増えた時代になりました。
節約や投資を分かりやすく解説してくれる人が多く、動画を通じて金融リテラシーが上がった視聴者はたくさんいると思います。
私自身もその恩恵を受けているひとりで、無料で有益な情報を提供する発信者の方々には本当に感謝しています。
ただ、その一方で…どうしても引っかかることがあります。
「投資でFIREしました!」と言いながら、実際はYouTube収益が大部分なのでは?
というタイプの人たちに対しての違和感です。
先に言っておきますが、これは発信者そのものを否定する意図ではありません。
むしろ、発信を続けて数字を伸ばし、チャンネルを軌道に乗せるのは誰にでもできることではありません。
その努力や継続力に対しては尊敬しかありません。
ただ私は、そういう人たちの“FIRE宣言”に、どうしてもモヤモヤしてしまうのです。
それでも気になってしまう点(ただの私感です。愚痴かもしれません…)を見ていただけたらと思います。
後関係ありませんが、私自身の収益は本業のみでブログ収益は一切ありません(これは単純に私のスキル不足なので「そりゃそうだろ」と思われるかもしれませんが…)。
YouTube収益を隠して“投資FIRE”を名乗る違和感
最初は「節約しながらFIREを目指しています!」という内容だったのに、いつの間にか「投資でFIREしました!」と語り始める。
そしてFIREできた理由として、「高配当株が収入の柱です」「インデックス投資で資産が育ちました」と説明する。
しかし…よくよく見ると、収益の中心は明らかにYouTube広告収入。
副業としてセミナー収益や本の執筆活動には触れるけど、最も大きいはずのYouTube収益についてはなぜか完全スルー。
「…いや、YouTubeで成功しただけでは?」
と感じてしまうわけです。
もちろん、YouTubeで収益を生み出すこと自体は素晴らしいことです。
本業の合間で努力し、副業として収益を出している姿は尊敬しています。
ですが、実態がほぼYouTube収益にも関わらず「投資でFIREした」と語られると、どうしても違和感が残ります。
なぜ投資系ユーチューバーは“FIREしやすく見える”のか?
金融ジャンルのYouTubeは広告単価が高く、そこそこの再生回数でも生活費を上回る収益が発生しやすい構造があります。
さらに、視聴者の属性が20〜40代の社会人に偏っているため、広告が高単価になりがちです。
つまり、投資で資産形成するよりも、
YouTubeで成功する方が“FIREに必要な収益ライン”を突破しやすい
という側面があるわけです。
これ自体は悪いことでも卑怯なことでもありません。
むしろ、結果を出した努力を称賛すべきです。
ただ、投資でFIREしたかのように語られると、視聴者に誤解を生むのも事実です。
“本当のFIRE”と“実質ユーチューバー生活”の境界線
本来のFIREとは「労働からの解放」(と、私は考えています)。
しかしYouTube収益は、更新頻度を落とすとすぐに下がります。
つまり、収益を維持するためには動画投稿を続けないといけない。
それって、つまり…
FIREというより、ただのユーチューバーになっただけでは?
と思ってしまうわけです。
本業は辞めたけれど、動画投稿は続ける。むしろ以前より頻度が上がっている人もいる。それはもう「投資でFIREした」というより「YouTubeで収益を得る職業に転職しただけ」です。
・いやいや、YouTube活動しなくても全然生活できるレベルで資産たまっているから。
・実質FIREしてるけどYouTubeやってるだけだから。
そういう場合も往々にしてあると思います。
でもそれは、資産をある程度持ってるだけのユーチューバーでは?と思ってしまいます。
それもうFIREか?ただある資産持ってるけど働いてる人では?と思ってしまいます。
何度も言いますが、ユーチューバーになることは悪くありませんし、副業から成功したその努力は本当に素晴らしいことです。
しかし、それを“投資の成功”と結びつけ、更にはFIRE済みとまで語られることに、大きな違和感があるのです。
視聴者が誤解しやすい「FIREへの近道」への危険性
視聴者の中には「投資だけでFIREできるんだ!」と誤解する人もいます。
でも、実際にはYouTubeという全く別の収益源がFIREの中心。
再現性の難しさで考えると、
YouTube成功 >>> 投資でFIRE
です。圧倒的にYouTubeのほうが難しい。
だからこそ、YouTubeで成功していることは素直に尊敬します。
それなのに、YouTubeの成功(恩恵)を触れずに「誰でも投資でFIREできます!」のように語れると、どうしても
あなたのFIREの肝はそこではないのでは?と思ってしまいます。
本当に聞きたいのは「投資だけでFIREした人の話」
私は、投資や本業の収入だけでFIREした人の話が聞きたいです。
三菱サラリーマンさんのように、本業+投資だけで資産形成してFIREした人の話は非常に参考になります。
再現性がありますし、多くの人が目指せるルートだからです。
しかし、YouTube収益が大半を占めてFIREした人の場合、それを「投資でFIREしました」と言われても、どうしても腑に落ちません。
その瞬間、投資の話ではなく「YouTubeで成功した人の話」になってしまうからです。
最後に:これはただの愚痴であり、少しの僻みです。だけど本音です。
ここまで書いておいて言うのもなんですが、これは完全に私の本音であり、ただの愚痴です。
僻みが含まれていることも理解しています。
努力して成功した人を羨ましいと思う気持ちは確かにあります。
大抵のそういう人達が、「投資+節約+副業」が大切とそもそも話していますので、そのうちの副業としてYouTubeを頑張って実際に収益の柱にしていることは何の矛盾もありません。
むしろ有言実行とさえ言えます。分かっています。
それでも私自身が一視聴者として投資と本業をメインとしてFIREした(もしくは目指している)人の話が聞きたいだけなんです。
別にYouTubeで成功したから舵を切った。誰もが三菱サラリーマンさんみたいである必要はない。
それはその通りなんです。
ただ、副業はあくまで言葉通り副業レベル(本業の足しになる程度)のケースの話が聞きたいだけなんです。
そのせいで、YouTubeで成功してFIREを語る人に寂しさを感じてしまうだけなのです。
もちろん、発信者の努力には心から敬意を持っています。
私自身、多くの知識をいただき、成長できた部分も本当に多いです。
ただ、本音を言えば「そこまでYouTube頑張っているなら、もうFIREじゃなくて“ユーチューバー”として胸を張ればいいのに」と思ってしまうこともあるのです。
はい。以上、ただの本音でした。
現代的生き方のすゝめ 
