銀行株 流石に下げすぎ? 高配当化による今おすすめの銀行株

銀行株 流石に下げすぎ? 高配当化による今おすすめの銀行株

すゝめです。

シリコンバレーバンク(SVB)の破綻により

日本の銀行株もその影響をもろに受けて、軒並み下がりました。

シリコンバレーバンクの破綻発表から2週間以上経った現在でも

最低株価から多少株価が戻った銘柄もあるものの

多くの日本銀行株は破綻発表前より下がったままです。

そこで今回は

  • 流石に銀行株、下がりすぎているのでは?
  • 現在の配当利回りについて
  • 今こそ銀行株を買うタイミングなのか?買うならおすすめの銀行株はなにか?

という内容について記載していこうと思います。

 

流石に銀行株、下がりすぎているのでは?

 

シリコンバレーバンク破綻により銀行株の株価が下落し

2週間以上経った今日でも回復はしていません。

今回はその中でも特に日本の3大メガバンクである

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • みずほフィナンシャルグループ

の3銘柄について記載していきます。

メガバンクとは、総資産がおよそ1兆ドル以上の巨大な銀行グループを指す言葉です。

 

銀行株には以下のような特徴があります。

・すでに成熟しきっている企業が多い

→今後大きな成長は見込めない

・配当利回りが全体的に高い

・世界経済及び景気動向に株価が左右されやすい

→今回はまさにこれにより株価が下落しています

 

上記3銘柄の直近1年間の株価

企業が保有する純資産に対して株価が割高か割安かを判断する際に用いる株式指標PBR

以下のとおりです。

三菱UFJフィナンシャル・グループ

株価

PBR 

 

三井住友フィナンシャルグループ

株価

PBR

みずほフィナンシャルグループ

株価

PBR

 

3月の末を配当金等の権利確定日にしている企業が多いので

大抵の日本企業の株価は3月末まで株価が上がり

その後ある程度下落することが多いです。

 

  • 成熟しきっている企業
  • 時価総額が大きいため、多少の売買では株価の変動が少ない企業

特に上記のような特徴のある企業にはそれが顕著に現れます。

上記の特徴は銀行株、特にメガバンクに当てはまります。

 

しかし上記3銘柄の株価を見ると、どの銘柄も

12月末からジリジリと上げた後

3月前半のシリコンバレーバンク破綻のニュースが流れて以降下げています。

現在は株価の下落も落ち着いてはいますが

特に株価は3月以前ほど上がってはいません。

上記の内容を踏まえて、現在の株価とPBRだけみると

ここ3ヶ月及び3月末前にしては3銘柄とも

割安であるといえます。

 

現在の配当利回りについて

メガバンク3銘柄の直近1年間の配当利回り

直近10年間の配当・配当性向

以下のとおりです。

三菱UFJフィナンシャル・グループ

配当利回り

配当・配当性向

 

三井住友フィナンシャルグループ

配当利回り

配当・配当性向

みずほフィナンシャルグループ

配当利回り

配当・配当性向

 

  • 成熟しきっている企業
  • 時価総額が大きいため、多少の売買では株価の変動が少ない企業

上記の条件を満たしている銀行銘柄はもともと

高配当の部類ではあります。

しかし、それを踏まえても、ここ3ヶ月及び3月末前にしては3銘柄とも

より高配当化しているといえます。

 

今こそ銀行株を買うタイミングなのか?買うならおすすめの銀行株はなにか?

 

今こそ銀行株を買うタイミングなのかどうかについて

私自身の考えは以下のとおりです。

  • ポートフォリオに銀行株がない(もしくは少ない)場合は買ってもいいタイミング
  • ただし、よりリスクを減らしたい場合は3月末以降の下落が一度落ち着いてから
  • もともとポートフォリオに銀行株が10%以上あるなら特に買い増す必要はない

株式投資の王道は長期保有かつ分散保有であり

購入のタイミングは割安になったタイミングであるといえます。

そういう意味では現在の株価は3月末前であるにしては割安であるため

こういうときこそ、コツコツと買うのがいいといえます。

 

しかし、銀行株は前半で述べたように

・すでに成熟しきっている企業が多い

→今後大きな成長は見込めない

・世界経済及び景気動向に株価が左右されやすい

→今回はまさにこれにより株価が下落しています

上記のような不安要素もあります。

 

そのため、いくら配当利回りが高く、有名な銀行銘柄でも

ポートフォリオ内の割合はある程度抑えて

銀行株に集中しないほうが良いと思います。

特にこれから3月末以降は配当確定にあわせて株価の

下落(ある程度ではあると思いますが)が予想されますので

自身の持ち株の評価損益が毎日気になってしまうような人には

4月以降の株価下落が落ち着いてから購入するほうが良いと思います。

 

また、銀行株で今特におすすめは何になるかというと

私、個人的にはメガバンクの3銘柄であればそこまでは変わらないのかなと思います。

しかし、その中でも特に1つを選ぶなら私個人としては

三菱UFJフィナンシャル・グループがおすすめです。

メガバンク3銘柄を含めた銀行主要銘柄の比較は以下のとおりです。

どれも配当利回りが4%前後であり高いです。

メガバンクの3銘柄の中でもみずほフィナンシャルグループが配当利回り4.6%であり

配当利回りだけで考えると一番高いです。

しかし、それでも三菱UFJフィナンシャル・グループのほうが個人的におすすめできる点としては以下のとおりです。

  • 日本のメガバンクの中でも最大手の金融機関である
  • 純利益もしっかりでていて、メガバンク一番の額である
  • 一株800円前後で手が出しやすい株価である
  • 配当利回りもメガバンクの中では1番低いが、それでも3.9%あり、十分に高配当であるから

 

あと、みずほフィナンシャルグループでは上記に載せている画像の通り

関連タグに

  • システムは現代のサグラダファミリア
  • キャッシュカードと通帳が戻ってこないATM

といったようなことが書かれるくらいにシステム関連の不祥事が目立つ企業でもあります。

そのため、成熟した企業であり十分安定している高配当株ではあるものの

銀行株として最初に買う銘柄ではおすすめできないのかなと思います。

 

(引用:バフェット・コード)

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